HA'INA IA MAI ANA KA PUANA

思うこと、思い出すことを。娘のために、日本のために。

首里城炎上

朝のニュースを見て

一瞬夢かと思った

こんなことがあるんだ…

まぁ、ノートルダム寺院のこともあるけど

 

こちらの朝のニュースでは

地震や台風のときのような「枠」が設定され

テロップが常時流れている状態で

報道されていた

 

ただ、テレビでインタビューを受けている人とは違い

職場では話題にはなったものの

嘆き悲しんでいるような人はいなかった

那覇から離れているということも

あるのかも知れないが

 

琉球王国は1429年に統一され

支那帝国に朝貢するのだが

その後、薩摩に征服されて

二重支配を受けることになる

しかし、清朝も薩摩も

衝突を望まなかったこともあったので

琉球は双方に仕えながら

生きながらえることができたのだが

琉球王の支配は過酷なもので

農民はほとんど奴隷のような状態だったようだ

これは、教科書には書かれていない

琉球王国の実態だったのだ

 

だから、かつて琉球王国があり

日本国民ではなかったとか

(そんなことを言えば

内地でも廃藩置県になるまで

「日本人」を意識した庶民など皆無だろう)

極左グループに至っては独立だとか

バカげたことを行っているが

一般の県民は日本人としてのアイデンティティを持っているし

沖縄県民のアイデンティティの象徴が

燃え尽きた首里城だったなどというのは

ステレオタイプに作り上げた

沖縄県民像でしかない

 

しかし、首里城

とある時代の沖縄という一地方の

文化を象徴するものであったことは事実であり

それが灰燼に帰してしまったのは

大阪人である小生だって

ショックを受けている

これは沖縄に住んでいるからでは決してない

 

焼け落ちてしまったものは

どうしようもないのだが

せめて放火であってほしくはないな