HA'INA IA MAI ANA KA PUANA

思うこと、思い出すことを。娘のために、日本のために。

人は死んだら仏様

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中曽根元首相が鬼籍に入った

 

当然のように誰もがその功績を評価して追悼する

ある意味当たり前の流れなのだが

政治家や公人は

果たしてそれで良いのかという思いがある

 

渥美清が亡くなる直前

男はつらいよ」の映画評は惨憺たるものだった

同時上映の「釣りバカ日誌」を観に

客は集まるとまでこき下ろされていた

ところが、渥美が亡くなると

手のひらを返したように

美辞麗句のオンパレードで送った

 

もちろん、それが死者への礼儀だと言うことなのだろうが

言論機関というものは

そういうものであってよいのかという疑問が残る

 

勿論、中曽根が「歴史」になるのはもう少しあとだし

今その評価はできないと言うことなのかも知れないが

首相時代の大きな功績は認めつつも

それを戦後政治の総決算とするのには

ちょっと無理があると思う

まだ総決算など終わってはいない

 

外交問題だけでも

韓国とはGSOMIA問題や

偽徴用工、偽慰安婦をダシにしたユスりタカり問題

侵略されたままの竹島問題

北朝鮮はあの調子で

拉致問題を解決する意思もないし

ミサイルを子供の打ち上げ花火にしている

国営通信社によれば

安倍総理は史上最大の馬鹿らしいが

イカれている国のそういう評価は

安倍総理はマトモだと証明しているようなものだ

中共は相変わらずでかい面をして

他人の裏庭に土足で踏み込んでくるし

ロシアに至っては

火事場泥棒で手に入れた北方領土

強奪したままである

役立たずの国連は日本にカネを出させるだけ出させて

旧敵国のままにしている

 

ふぅ

 

これれはみな

中曽根時代にもあったことばっかりだ

 

国内問題だって

年金制度や社会保険制度などを筆頭に

その頃から

ほとんど手付かずじゃないかと思われる

 

産経も指摘しているが

中共に日和ったことはこの人の汚点だと思うし

何よりも今日の自民党内閣が抱えている問題の多くは

中曽根のリーダーシップがあれば

もっと早く解決、あるいは改善されていたはずだ

少数派閥の領袖であった中曽根だが

時代遅れの左翼が今よりはまだ元気だった時代に

選挙で300議席獲得するほど

中曽根自民党は「国民的人気」があったのだ

変人・小泉純一郎の全盛期のレベルだ

 

国鉄電電公社の解体が出来たなら

公共放送を自称しながら

国民をミスリードしているNHKの解体など

もっと簡単だったのではなかろうか

 

私は中曽根があの時点で

反日左翼をもっと叩いておればと思うのだ

 

また、引退後の発言には

首を傾げることも多々あった

これは今朝の「ワイドナショー」で

高須院長も指摘していたところだ

 

中曽根は仏様になった

しかし、その生前の責任は今も残っている

だから、草葉の陰から

自分ができなかった

ほんとうの意味での戦後政治の総決算に

せめてエールを送ってほしいと思う