上方の漫才の星へのレクイエム
平川幸男が亡くなった
若い人にはWヤングと言ってもピンとこないだろうが
漫才ブームが来る直前に
多分、漫才の最先端を独走していたのが
平川・中田のWヤングだった
洒落づくしのネタは
Wヤングの漫才そのものについては
ビートたけしが畏怖していたのは結構有名な話だ
相方の中田治雄が人気絶頂のさなかに自殺して
平川が葬儀の際に号泣している姿がテレビに映し出された
これでこの人の芸人人生は終わったというような
気持ちになったと
どこかで書いているのを読んだことがある
数年後、相方に吉本新喜劇の佐藤武志(浅香あき恵の夫)を抜擢した平川
実際にその溌剌とした姿をNGKで観たことはある
面白かったのだが
何か物悲しさを感じてしまって
目のやり場に困るような気持ちになったことを覚えている
病気療養中だったとのことだが
今の、まぁお笑いブームの中で
昭和を彩った漫才師が消えていくのは
上方のお笑いファンとしては
寂しい限りだ
合掌